神奈川県立 生命の星・地球博物館
2017年7月15日から11月5日まで開催した特別展「地球を『はぎ取る』〜地層が伝える大地の記憶〜」では、地層はぎ取り標本を中心とした展示により、大地が秘めたさまざまな記憶を読み解きました。
この読み解きの面白さは、地層は下から順番に積み重なりながら、時の流れやたまった場所、そこで起こった事件などを記録していることにあります。その基本的な原理を視覚的に伝えるため、特別展の期間中、天気と入館者数に応じて1日1層ずつ地層をため続ける実験を展示室内で行いました。
計114日間(特別展開始前の11日間と特別展会期中103日間)をかけて、時には想定外の事態も発生しながら、時や事件が記録された地層が完成しました。
この展示では実験で作った地層を紹介し、この地層を実際の地層を観察するように読み解きながら、特別展の期間中どんなことが起こったのかを振り返ります。
※ 2階ミュージアムライブラリー入口で開催しています。
http://nh.kanagawa-museum.jp/exhibition/special/ex159.html