神奈川県真鶴町の貴船神社で毎年7月に開催される貴船まつりでは、人口わずか8500ほどの真鶴の街が熱く盛り上がります。
350年以上の歴史がある日本三大船祭りのひとつで、海の男である漁師たちによる真夏のお祭りでは熱気のほとばしりが伝わる、勇壮かつ華麗なるひとときが、お祭り期間中に繰り広げられます。
それでは真鶴・貴船まつりの日程と見どころなど、貴船まつりを楽しむための情報をお伝えします。
海での安全を祈願する神輿が舟で渡ります。神輿の乗せた神輿船に寄り添うように渡る船は、櫂伝馬(かいでんま)、小早船(こばやぶね)、囃子船(はやしぶね)です。先頭を走る役割を担う櫂伝馬で、その後ろに続く小早船の船体には色鮮やかな極彩色の彫刻が匠の技で施され、華やか花飾りや吹き流しで豪華絢爛に彩られ、観る人の心を楽しませる貴船まつり名物です。
最後尾の神輿船の両側に囃子船が並び、笛や太鼓でお囃子を演奏しお祭りの雰囲気をさらに盛り上げ、船が進んでいきます。
1日目の海上渡御は貴船神社から御仮屋まで昼に行われます。翌日は御仮屋から貴船神社に戻ってくるのは夜になり、小早船や囃子船には提灯の灯りが点され、昼とはまた違った幽玄な雰囲気を漂わせるのが醍醐味となります。さらに花火も打ち上げられますので、一時も目が離せない光景が続きます。
イベント名 | 真鶴貴船祭り |
日程 | 2016年7月27日・28日 |
場所 | 貴船神社 |