こんにちは!『海と日本プロジェクトinかながわ』メッセンジャー
キャンパスラボ 日本女子大学4年の大場あゆみです。
私は今回、三浦市・小網代湾を訪れ、海中にワインを沈めて熟成させるという「海中熟成
ワイン」づくりを取材しました!
「海中熟成ワイン」は、小網代観光振興活性化検討協議会が地元の特産品づくりとして
2018年から始められたプロジェクト。この日は実際に船に乗り、昨年12月に海に沈められ
半年の熟成期間を終えたワインの引き揚げに同行させていただきました!
赤ワイン、白ワインなど様々なワインが詰められたケースとボトルにはフジツボがびっし
り付着していて、ゴツゴツとした見た目と触感が印象的です。
地元の障がい就労支援センターに委託しコーティングされた蜜蝋の注ぎ口を削り、コルク
を開けてみると、濃い磯の香りと赤ワインの香りが広がりました。海底の振動や水温によ
って熟成されたワインは渋みの角が取れたまろやかな味になるそう!
地元の観光、経済、そして福祉の活性化に繋がっており、人々の想いが込められた海中熟
成ワイン。この新たな特産品が今後どのように形になっていくのかが楽しみです!
「小網代観光振興活性化検討協議会」理事の出口浩さんにお話を伺いました。海中熟成ワ
インは漁業者だけでなく、観光振興に関わる団体や障がい就労支援センター、その他にも
様々な地元の方が関わり「地域のために」という信念をもって活動していると語る出口さ
ん。インタビューを通して、地域の人々が一丸となって作っているプロジェクトなのだと
感じました。